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2024.01.15

【ワークショップレポート(後編)】11/11実施オンラインワークショップ「健診でHbA1cが6.5%以上だったあなたへ」

 

2023年11月11日に糖尿病看護認定看護師である鷺恭子先生による「健診でHbA1cが6.5%以上だったあなたへ」というタイトルでのオンラインワークショップを実施しました。

 

レポートの2回目の今回は今後血糖値とどのように付き合っていったらよいのか?についてご紹介いたします。ご興味のある方は、オンラインセミナーページよりアーカイブ動画をご確認ください。 

前編レポートはこちらよりご覧いただけます。

血糖値をあげない生活とは

糖尿病が悪化していくと心配されるのが、数多くの合併症。HbA1cが6.5%付近の方は糖尿病の境界型や発症したばかりといった状況です。今後の悪化を防ぐための生活習慣を見ていきましょう。

血糖値をあげない生活とは健康寿命を伸ばすこと

糖尿病によって引き起こされる合併症には、神経障害で足を切断しなくてはいけなくなったり、網膜症で眼が見えなくなったり、糖尿病性腎症で透析が必要になったりといったことが挙げられます。

これらを回避していくことは健康寿命を伸ばすことに繋がります。耳の痛い話も多いかもしれませんが、健康寿命を伸ばすためには生活習慣の改善は避けて通れないのです。

 

血糖値をあげない生活習慣

  • 食事
     糖質量、エネルギー量を考えた食事を摂るようにしましょう。
  • 適正体重の維持
    身長(m)×身長(m)×22で算出される体重を目指しましょう。適正なエネルギー量は、適正体重に30キロカロリーをかけて求めることができます。
  • 減量
    肥満の方はまずは3%体重を落とすことを目標にしてみましょう。体重が減ってくると血糖値の改善が期待できます。
  • 運動習慣
    筋肉を作るための筋トレと有酸素運動を組み合わせて、週3回くらいの運動習慣を取り入れてみましょう。

これらを実践し数値が改善したとしても、自己判断で通院を辞めず、必ず通院は続けて継続的に様子を見ていきましょう。定期的な検査を行うことで、しっかりとご自身の身体の状態を確認していくことが望ましいです。

 

糖尿病を良い状態に維持するために

糖尿病と言われたからといって、必ずしも寿命が縮まるわけではありません。生活改善によって良い状態が維持できれば、正常な方と同じように寿命を考えることもできます。糖尿病を良い状態に維持するためにどのようなことに気をつけていけば良いのでしょうか。

 

糖尿病を良い状態に維持している人たちのしていること

糖尿病を良い状態に維持している人たちがどのようなことに気をつけているのか、いくつかの例をご紹介します。

  • 体重を増やさないように気をつけている
  • 薬は必ず飲んでいる
  • 受診をしている
  • 食べ過ぎに気をつけている
  • 糖質を食べ過ぎないようにしている
  • 食べたら動くようにしている
  • 眼科も受診している

HbA1cが6.5%は「今なら間に合う」段階です。生活改善の必要性に気づいてぜひ実践してみてください。

 

鷺先生に聞きたい!よくある質問

セミナーの最後によくある質問について鷺先生からわかりやすく解説していただきました。

どこの病院の何科にかかれば良いの?

糖尿病を専門にしていない病院・クリニックの場合、検査をせずに「食事を気をつけれていれば大丈夫」と帰されてしまう可能性があります。そのため検診で検査値を指摘された方は、糖尿病内科や専門にしているクリニックを受診することをおすすめします。専門にしている病院では、ブドウ糖負荷試験という食後の血糖を知れる検査をしてくれるので、ご自身のインスリンの分泌量を確認するためにも専門医への受診がベターです。

どんな検査をするの?

糖尿病の診断は「血糖値」と「HbA1c」のどちらの検査値も診断には必要です。

会社の健康診断の中では採血をしなかったり、血糖値のみしか見ていない場合もあるため、

どんな検査をしているのか確認しましょう。また空腹時血糖が正常範囲内であっても、ブドウ糖負荷試験をすることで、糖尿病の境界型であるかどうかの診断基準にもなるため

これらの検査ができる医療機関で受診するのがよいでしょう。

 

お酒は飲んで良いの?

お酒はストレス発散するものになっている方も多いと思いますが、お酒自体は決して悪いことだけではありません。適量であれば問題はありませんが、適量を守らないと体に負担がかかることになります。アルコールは肝臓で代謝するため、アルコールの量が多いと肝臓に負担がかかり健康な状態ではなくなります。

肝臓は糖質の代謝も行うため、肝臓が健康な状態でなくなると血糖値が上がることに繋がります。お酒を飲む機会の多い方は、たくさん飲んでしまったら次の日、その次の日くらいまでは肝臓を休めるなど、楽しむときは楽しみ、休める時は休むなどメリハリをつけてお酒と付き合いましょう。

そのためにも適量を知っておくことは大切です。

 

1日アルコール目安量とカロリー

ビール 発泡酒 焼酎(ロック) ウイスキー ワイン 日本酒 缶チュ―ハイ
500ml(1缶) 500ml(1缶) 100ml(0.5合) 60ml(ダブル1杯) 200ml(グラス2杯) 180ml(1合) 350ml(1缶)
210kcal 225kcal 146kcal 140kcal 140kcal 200kcal 180kcal

 

鷺先生がやってみた!血糖値変動の実例

鷺先生自身が実際に血糖値測定器をつけて、食後の血糖値の変動を記録しました。

食前 食後10分
有酸素+スクワット10回
食後60分 食後120分
白米150gのみ 97 218 155
鮭おにぎり1個
+ほうれん草卵スープ
99 141
白米150g
+生卵
95 112 113
食事+運動 106→170 運動→139 131 116
散歩+食事 110→106 97 98

 

白米のみの場合、血糖値は急激に上がっていますが、白米にスープや、生卵をプラスするだけで、血糖値の上昇をかなり抑えられていることが

わかります。さらに食後の運動が血糖値を下げることに効果があることも一目瞭然です。

まとめ

今回のセミナーを通して、生活改善の必要性に気づいていただくことはできましたか。早期受診、早期治療が健康寿命を伸ばすことにもつながります。糖尿病は「治る」ではなく「コントロールする」という考え方で付き合っていく疾患です。自分の状態を知り、原因となっていることを改善していきましょう。

もっと内容をお知りになりたい方は下記ページより、セミナー動画を視聴いただけます。

過去の他のセミナーも視聴できますので、ぜひ会員登録をお願いします。

過去のセミナーアーカイブはこちら

 

2023年11月11日に糖尿病看護認定看護師である鷺恭子先生による「健診でHbA1cが6.5%以上だったあなたへ」というタイトルでのオンラインワークショップを実施しました。

 

レポートの2回目の今回は今後血糖値とどのように付き合っていったらよいのか?についてご紹介いたします。ご興味のある方は、オンラインセミナーページよりアーカイブ動画をご確認ください。 

前編レポートはこちらよりご覧いただけます。

血糖値をあげない生活とは

糖尿病が悪化していくと心配されるのが、数多くの合併症。HbA1cが6.5%付近の方は糖尿病の境界型や発症したばかりといった状況です。今後の悪化を防ぐための生活習慣を見ていきましょう。

血糖値をあげない生活とは健康寿命を伸ばすこと

糖尿病によって引き起こされる合併症には、神経障害で足を切断しなくてはいけなくなったり、網膜症で眼が見えなくなったり、糖尿病性腎症で透析が必要になったりといったことが挙げられます。

これらを回避していくことは健康寿命を伸ばすことに繋がります。耳の痛い話も多いかもしれませんが、健康寿命を伸ばすためには生活習慣の改善は避けて通れないのです。

 

血糖値をあげない生活習慣

  • 食事
     糖質量、エネルギー量を考えた食事を摂るようにしましょう。
  • 適正体重の維持
    身長(m)×身長(m)×22で算出される体重を目指しましょう。適正なエネルギー量は、適正体重に30キロカロリーをかけて求めることができます。
  • 減量
    肥満の方はまずは3%体重を落とすことを目標にしてみましょう。体重が減ってくると血糖値の改善が期待できます。
  • 運動習慣
    筋肉を作るための筋トレと有酸素運動を組み合わせて、週3回くらいの運動習慣を取り入れてみましょう。

これらを実践し数値が改善したとしても、自己判断で通院を辞めず、必ず通院は続けて継続的に様子を見ていきましょう。定期的な検査を行うことで、しっかりとご自身の身体の状態を確認していくことが望ましいです。

 

糖尿病を良い状態に維持するために

糖尿病と言われたからといって、必ずしも寿命が縮まるわけではありません。生活改善によって良い状態が維持できれば、正常な方と同じように寿命を考えることもできます。糖尿病を良い状態に維持するためにどのようなことに気をつけていけば良いのでしょうか。

 

糖尿病を良い状態に維持している人たちのしていること

糖尿病を良い状態に維持している人たちがどのようなことに気をつけているのか、いくつかの例をご紹介します。

  • 体重を増やさないように気をつけている
  • 薬は必ず飲んでいる
  • 受診をしている
  • 食べ過ぎに気をつけている
  • 糖質を食べ過ぎないようにしている
  • 食べたら動くようにしている
  • 眼科も受診している

HbA1cが6.5%は「今なら間に合う」段階です。生活改善の必要性に気づいてぜひ実践してみてください。

 

鷺先生に聞きたい!よくある質問

セミナーの最後によくある質問について鷺先生からわかりやすく解説していただきました。

どこの病院の何科にかかれば良いの?

糖尿病を専門にしていない病院・クリニックの場合、検査をせずに「食事を気をつけれていれば大丈夫」と帰されてしまう可能性があります。そのため検診で検査値を指摘された方は、糖尿病内科や専門にしているクリニックを受診することをおすすめします。専門にしている病院では、ブドウ糖負荷試験という食後の血糖を知れる検査をしてくれるので、ご自身のインスリンの分泌量を確認するためにも専門医への受診がベターです。

どんな検査をするの?

糖尿病の診断は「血糖値」と「HbA1c」のどちらの検査値も診断には必要です。

会社の健康診断の中では採血をしなかったり、血糖値のみしか見ていない場合もあるため、

どんな検査をしているのか確認しましょう。また空腹時血糖が正常範囲内であっても、ブドウ糖負荷試験をすることで、糖尿病の境界型であるかどうかの診断基準にもなるため

これらの検査ができる医療機関で受診するのがよいでしょう。

 

お酒は飲んで良いの?

お酒はストレス発散するものになっている方も多いと思いますが、お酒自体は決して悪いことだけではありません。適量であれば問題はありませんが、適量を守らないと体に負担がかかることになります。アルコールは肝臓で代謝するため、アルコールの量が多いと肝臓に負担がかかり健康な状態ではなくなります。

肝臓は糖質の代謝も行うため、肝臓が健康な状態でなくなると血糖値が上がることに繋がります。お酒を飲む機会の多い方は、たくさん飲んでしまったら次の日、その次の日くらいまでは肝臓を休めるなど、楽しむときは楽しみ、休める時は休むなどメリハリをつけてお酒と付き合いましょう。

そのためにも適量を知っておくことは大切です。

 

1日アルコール目安量とカロリー

ビール 発泡酒 焼酎(ロック) ウイスキー ワイン 日本酒 缶チュ―ハイ
500ml(1缶) 500ml(1缶) 100ml(0.5合) 60ml(ダブル1杯) 200ml(グラス2杯) 180ml(1合) 350ml(1缶)
210kcal 225kcal 146kcal 140kcal 140kcal 200kcal 180kcal

 

鷺先生がやってみた!血糖値変動の実例

鷺先生自身が実際に血糖値測定器をつけて、食後の血糖値の変動を記録しました。

食前 食後10分
有酸素+スクワット10回
食後60分 食後120分
白米150gのみ 97 218 155
鮭おにぎり1個
+ほうれん草卵スープ
99 141
白米150g
+生卵
95 112 113
食事+運動 106→170 運動→139 131 116
散歩+食事 110→106 97 98

 

白米のみの場合、血糖値は急激に上がっていますが、白米にスープや、生卵をプラスするだけで、血糖値の上昇をかなり抑えられていることが

わかります。さらに食後の運動が血糖値を下げることに効果があることも一目瞭然です。

まとめ

今回のセミナーを通して、生活改善の必要性に気づいていただくことはできましたか。早期受診、早期治療が健康寿命を伸ばすことにもつながります。糖尿病は「治る」ではなく「コントロールする」という考え方で付き合っていく疾患です。自分の状態を知り、原因となっていることを改善していきましょう。

もっと内容をお知りになりたい方は下記ページより、セミナー動画を視聴いただけます。

過去の他のセミナーも視聴できますので、ぜひ会員登録をお願いします。

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