トクホ(特定保健用食品)の商品は数多く売られていて、皆さんも一度は手に取ったことがあるのではないでしょうか。今回はその中でも内臓脂肪対策が期待できるものをご紹介していきます。
目次
トクホ(特定保健用食品)とは
いわゆる健康食品のようなものはたくさんありますね。その中でも触れる機会の多い、トクホ。お値段が少し高いので「なんだか良さそう」と思いがちですが、どのようなものかしっかり理解して上手に取り入れましょう。
トクホは保健機能食品の一つ
トクホ(特定保健用食品)は、身体の生理学的機能などに影響を与える保健効能成分(関与成分)を含んでいて、その食品を摂取することで特定の保健の目的が期待できるということを表示しても良いと許可されている食品です。食品は薬とは違いますので、本来食品に特定の機能を謳うことは禁じられていますが、これを特別に許可されている「保健機能食品」の一つがトクホです。
トクホとして販売するには、食品ごとに食品の有効性や安全性について国の審査を受け、許可を得なければなりませんから、その効果について国から「お墨付き」をもらった食品だと言えます。
正しいトクホの取り入れ方
ただしトクホはあくまでも食品。そもそもトクホは健康な人を対象にしたもので、規則正しい食生活にプラスして使用すれば、表示されている機能に関する効果が期待できるというものになります。
ですから当然ながら「トクホを食べているから病院での治療はもういいや」「トクホを食べていれば食事制限はしなくても大丈夫」などということはありません。謳われている効果効能が決して偽りではないにしても、薬と同じように「病気を治療する」効果はありませんので、誤った期待を抱かないよう認識する必要があります。
糖尿病対策は血糖値コントロールだけではない
今回は数あるトクホから、内臓脂肪対策に効果が期待できるものをご紹介していきます。糖尿病というと血糖値との関連に目がいきがちですが、内臓脂肪を減らしていくことが有益であることも知っておくと良いでしょう。
内臓脂肪と糖尿病の関係
肥満傾向にある方は糖尿病のリスクが高いということは、ご存じかもしれません。ここでいう肥満傾向とは単に体重が重いことではなく、内臓脂肪が蓄積している状態です。内臓脂肪は腸間膜などの内臓周辺に蓄積する脂肪で、これが蓄積しすぎるとインスリンに対する感受性が低下して血糖値を下げる効果が充分に発揮できず、糖尿病を引き起こすことがわかっています。
また内臓脂肪が多い状態では糖尿病以外の生活習慣病も引き起こしやすく、これらが糖尿病の状態も悪い方に導く負の連鎖になりかねませんので、内臓脂肪対策は糖尿病予防・治療にも有効なのです。
内臓脂肪対策とトクホ
生活の中に取り入れやすい、コンビニやスーパーで手軽に購入できる内臓脂肪対策のトクホ製品をいくつかご紹介していきます。
【飲み物】花王株式会社 ヘルシア緑茶α
飲み物は取り入れやすいアイテムの一つですね。この商品は「本品は、脂肪の分解と消費に働く酵素の活性を高める茶カテキンを豊富に含んでおり、脂肪を代謝する力を高め、エネルギーとして脂肪を消費し、内臓脂肪を減らすのを助けるので、内臓脂肪が多めの方に適しています。」と表示することが認められている緑茶飲料です。
ヘルシアはトクホの中でも有名な商品なので、ご存じの方も多いかもしれません。高カテキンは少し苦味のある味わいですが、目安量は1日1本と多くはありませんから、「効きそう!」と思いながら楽しむのはどうでしょうか。
【デザート】雪印メグミルク 恵ガセリ菌SP株ヨーグルト
内臓脂肪蓄積の要因となることがわかっている脂肪吸収を抑える働きを持つ、「ガセリ菌SP株」という乳酸菌を含むヨーグルトです。「ガセリ菌SP株(Lactobacillus gasseri SBT2055)の働きにより、食事とともに召し上がることで脂肪の吸収を抑え、内臓脂肪を減らすのを助けるので、肥満気味の方で内臓脂肪が気になる方の食生活の改善に役立ちます。」と表示することが認められています。プレーンタイプのほかにもいちごやアロエといったバリエーションもありますので、飽きずに継続して取り入れることができます。
【食事にプラス】マルハニチロ株式会社 DHA入りリサーラソーセージ いわし入り
「本品は、血清中性脂肪を低下させる作用のあるドコサヘキサエン酸(DHA)とエイコサペンタエン酸(EPA)を含んでいるので、血清中性脂肪が気になる方に適した食品です。」という表示が許可されているフィッシュソーセージです。DHAには代謝促進、中性脂肪の合成抑制、血中への中性脂肪分泌抑制に働きかける効果が確認されています。
また、食事を制限しているとたんぱく質の摂取がおろそかになりがちです。身体を丈夫に保つためにしっかり摂取しておきたいたんぱく質源の候補の一つに、トクホ製品も利用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
特定保健用食品には表示のルールが多く存在します。関与成分や期待できる効果に目がいきがちですが、必ず「食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。」と、日頃のバランスの良い食生活の大切さもあわせて表示されています。過度な期待をするのではなく上手に選んで取り入れることで、食事を楽しみながら健康維持につなげていけると良いですね。
トクホ(特定保健用食品)の商品は数多く売られていて、皆さんも一度は手に取ったことがあるのではないでしょうか。今回はその中でも内臓脂肪対策が期待できるものをご紹介していきます。
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トクホ(特定保健用食品)とは
いわゆる健康食品のようなものはたくさんありますね。その中でも触れる機会の多い、トクホ。お値段が少し高いので「なんだか良さそう」と思いがちですが、どのようなものかしっかり理解して上手に取り入れましょう。
トクホは保健機能食品の一つ
トクホ(特定保健用食品)は、身体の生理学的機能などに影響を与える保健効能成分(関与成分)を含んでいて、その食品を摂取することで特定の保健の目的が期待できるということを表示しても良いと許可されている食品です。食品は薬とは違いますので、本来食品に特定の機能を謳うことは禁じられていますが、これを特別に許可されている「保健機能食品」の一つがトクホです。
トクホとして販売するには、食品ごとに食品の有効性や安全性について国の審査を受け、許可を得なければなりませんから、その効果について国から「お墨付き」をもらった食品だと言えます。
正しいトクホの取り入れ方
ただしトクホはあくまでも食品。そもそもトクホは健康な人を対象にしたもので、規則正しい食生活にプラスして使用すれば、表示されている機能に関する効果が期待できるというものになります。
ですから当然ながら「トクホを食べているから病院での治療はもういいや」「トクホを食べていれば食事制限はしなくても大丈夫」などということはありません。謳われている効果効能が決して偽りではないにしても、薬と同じように「病気を治療する」効果はありませんので、誤った期待を抱かないよう認識する必要があります。
糖尿病対策は血糖値コントロールだけではない
今回は数あるトクホから、内臓脂肪対策に効果が期待できるものをご紹介していきます。糖尿病というと血糖値との関連に目がいきがちですが、内臓脂肪を減らしていくことが有益であることも知っておくと良いでしょう。
内臓脂肪と糖尿病の関係
肥満傾向にある方は糖尿病のリスクが高いということは、ご存じかもしれません。ここでいう肥満傾向とは単に体重が重いことではなく、内臓脂肪が蓄積している状態です。内臓脂肪は腸間膜などの内臓周辺に蓄積する脂肪で、これが蓄積しすぎるとインスリンに対する感受性が低下して血糖値を下げる効果が充分に発揮できず、糖尿病を引き起こすことがわかっています。
また内臓脂肪が多い状態では糖尿病以外の生活習慣病も引き起こしやすく、これらが糖尿病の状態も悪い方に導く負の連鎖になりかねませんので、内臓脂肪対策は糖尿病予防・治療にも有効なのです。
内臓脂肪対策とトクホ
生活の中に取り入れやすい、コンビニやスーパーで手軽に購入できる内臓脂肪対策のトクホ製品をいくつかご紹介していきます。
【飲み物】花王株式会社 ヘルシア緑茶α
飲み物は取り入れやすいアイテムの一つですね。この商品は「本品は、脂肪の分解と消費に働く酵素の活性を高める茶カテキンを豊富に含んでおり、脂肪を代謝する力を高め、エネルギーとして脂肪を消費し、内臓脂肪を減らすのを助けるので、内臓脂肪が多めの方に適しています。」と表示することが認められている緑茶飲料です。
ヘルシアはトクホの中でも有名な商品なので、ご存じの方も多いかもしれません。高カテキンは少し苦味のある味わいですが、目安量は1日1本と多くはありませんから、「効きそう!」と思いながら楽しむのはどうでしょうか。
【デザート】雪印メグミルク 恵ガセリ菌SP株ヨーグルト
内臓脂肪蓄積の要因となることがわかっている脂肪吸収を抑える働きを持つ、「ガセリ菌SP株」という乳酸菌を含むヨーグルトです。「ガセリ菌SP株(Lactobacillus gasseri SBT2055)の働きにより、食事とともに召し上がることで脂肪の吸収を抑え、内臓脂肪を減らすのを助けるので、肥満気味の方で内臓脂肪が気になる方の食生活の改善に役立ちます。」と表示することが認められています。プレーンタイプのほかにもいちごやアロエといったバリエーションもありますので、飽きずに継続して取り入れることができます。
【食事にプラス】マルハニチロ株式会社 DHA入りリサーラソーセージ いわし入り
「本品は、血清中性脂肪を低下させる作用のあるドコサヘキサエン酸(DHA)とエイコサペンタエン酸(EPA)を含んでいるので、血清中性脂肪が気になる方に適した食品です。」という表示が許可されているフィッシュソーセージです。DHAには代謝促進、中性脂肪の合成抑制、血中への中性脂肪分泌抑制に働きかける効果が確認されています。
また、食事を制限しているとたんぱく質の摂取がおろそかになりがちです。身体を丈夫に保つためにしっかり摂取しておきたいたんぱく質源の候補の一つに、トクホ製品も利用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
特定保健用食品には表示のルールが多く存在します。関与成分や期待できる効果に目がいきがちですが、必ず「食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。」と、日頃のバランスの良い食生活の大切さもあわせて表示されています。過度な期待をするのではなく上手に選んで取り入れることで、食事を楽しみながら健康維持につなげていけると良いですね。