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2023.09.29

血糖測定器とは?測定方法や種類について

 

血糖測定器とは、自分で血糖値を測定できる機器です。

 

糖尿病の治療で重要なことは、血糖値を正常値に近付けるように調整したり管理したりすることです。血糖値は食前と食後では大きく数値が変化しています。

 

食後に血糖値が上がりやすい、食事で上がった血糖値が下がりにくい、ストレスで血糖値が上がりやすいなど、血糖変動は人それぞれに違います。そのため、日常生活の中での血糖値の変動を把握しておくことは大変重要です。

 

血糖測定器にはいくつかの種類があり、どの機器が自分に合うか分からない方もいるのではないでしょうか。そこで今回の記事では、血糖測定器について概要や種類を解説します。

 

血糖測定器とは?

血糖測定器とは、血液から血糖値を測定する機器です。血糖測定器を使うことで、血糖値を自分で測定できます。使用方法や測定機序などにより、いくつかの種類があります。

 

血糖測定器を使用して血糖値を測定した後は、血糖値の変化や測定した日時、食事内容な運動内容などを記録し、主治医と共有することで、治療に生かせます。

血糖測定器の種類

血糖測定器には、測定方法によりいくつかの種類があります。

ここからは、「血糖自己測定器」「持続血糖モニター(isCGM)」「持続血糖モニター(rtCGM)」の、3つの血糖測定器の違いについて紹介します。

 

血糖自己測定器

血糖自己測定器は、針を使用して穿刺採血し、血液中のブドウ糖(グルコース)を測定する機器です。

 

微量の血液をチップ(血糖測定電極)に沁み込ませて測定するため、針とチップは測定ごとに取り換える必要があります。1日に7回から8回程度測定することで、血糖値の変動をある程度把握可能です。測定期間は、針やチップの枚数によります。

 

穿刺採血する個所は指先の他にも腹部や手のひら、前腕などです。主に指先が選択される理由は、毛細血管が多く正確に測定できるためです。

 

血糖自己測定器は、血糖値を下げる薬(インスリン製剤・GLP-1受容体作動薬)を注射している患者さんや、妊娠糖尿病の患者さんであれば保険が適用されます。

 

間歇スキャン式持続血糖測定(isCGM)

間歇スキャン式持続血糖測定(isCGM)は、専用のセンサーを上腕の後ろ側に装着して皮下の間質液のブドウ糖(グルコース)を測定する機器です。

 

測定値は自動的にセンサー部へ記録され、リーダーやモバイル機器をセンサー部にかざしてスキャンすることで測定値が画面に表示されます。測定期間は、最長14日間で、リーダーやモバイル機器をかざすだけで何度でもスキャン可能です。

 

センサーは測定期間中に着けたままにできるため、1日を通した血糖値の変動が把握でき、服薬のタイミングやインスリンの使用量など、より細かな診断が可能です。ただし、リーダーやモバイル機器をセンサー部にかざしてから8時間が経過すると記録が消えてしまいます。

 

isCGMの保険適用対象は、血糖自己測定器と同じです。

 

リアルタイム式持続血糖測定(rtCGM)

リアルタイム式持続血糖測定(rtCGM)は、トランスミッターや専用のセンサーなどを腹部に装着し、皮下の間質液のブドウ糖(グルコース)を測定する機器です。

専用モニターやモバイル機器、インスリンポンプ、アプリ対応スマートフォンなどの画面に測定値が表示されます。

 

センサーは測定期間中に着けたままにできるため、夜間低血糖や食後高血糖などによる血糖値の変動をリアルタイムで把握可能です。測定期間は機器によりますが、6日から10日間ほどです。

 

ただし1日に数回、穿刺採血による測定値の較正を必要とする場合があります。

 

rtCGMの保険適用については、急性発症1型や劇症1型の糖尿病患者、インスリンポンプを使用している方、インスリン治療中の2型糖尿病患者が対象です。

 

血糖測定器はどこで買える?

血糖自己測定器は、高度医療器具販売業の資格を有する薬局やドラッグストアで購入できます。また、インターネットでも購入可能です。

 

血糖値の測定には本体だけではなく穿刺器具や穿刺針、センサーを揃える必要があります。センサーは体外診断用医薬品であるため薬局やドラッグストアで販売されますが、取り寄せになることも多いです。

 

また、血糖測定器の購入は、条件を満たしていれば保険適用の対象です。気になっているという方は、まずは主治医に相談するのが安心です。

まとめ

血糖値は日常生活の中で変動し、その変動の波は個人により大きく異なるため、モニタリングは非常に大切です。血糖値のモニタリングには、血糖測定器を使用する必要があります。

 

血糖測定器には、穿刺採血をして測定する血糖自己測定器や、穿刺採血をせずに身体につけたセンサーで測定する持続血糖モニター(CGMタイプ)があります。

 

条件を満たしている患者であれば保険適用されますが、それ以外の方も自費によって薬局やドラッグストア、インターネットから購入可能です。使用にあたっては、一度主治医にご相談いただくのが安心です。

 

血糖測定器とは、自分で血糖値を測定できる機器です。

 

糖尿病の治療で重要なことは、血糖値を正常値に近付けるように調整したり管理したりすることです。血糖値は食前と食後では大きく数値が変化しています。

 

食後に血糖値が上がりやすい、食事で上がった血糖値が下がりにくい、ストレスで血糖値が上がりやすいなど、血糖変動は人それぞれに違います。そのため、日常生活の中での血糖値の変動を把握しておくことは大変重要です。

 

血糖測定器にはいくつかの種類があり、どの機器が自分に合うか分からない方もいるのではないでしょうか。そこで今回の記事では、血糖測定器について概要や種類を解説します。

 

血糖測定器とは?

血糖測定器とは、血液から血糖値を測定する機器です。血糖測定器を使うことで、血糖値を自分で測定できます。使用方法や測定機序などにより、いくつかの種類があります。

 

血糖測定器を使用して血糖値を測定した後は、血糖値の変化や測定した日時、食事内容な運動内容などを記録し、主治医と共有することで、治療に生かせます。

血糖測定器の種類

血糖測定器には、測定方法によりいくつかの種類があります。

ここからは、「血糖自己測定器」「持続血糖モニター(isCGM)」「持続血糖モニター(rtCGM)」の、3つの血糖測定器の違いについて紹介します。

 

血糖自己測定器

血糖自己測定器は、針を使用して穿刺採血し、血液中のブドウ糖(グルコース)を測定する機器です。

 

微量の血液をチップ(血糖測定電極)に沁み込ませて測定するため、針とチップは測定ごとに取り換える必要があります。1日に7回から8回程度測定することで、血糖値の変動をある程度把握可能です。測定期間は、針やチップの枚数によります。

 

穿刺採血する個所は指先の他にも腹部や手のひら、前腕などです。主に指先が選択される理由は、毛細血管が多く正確に測定できるためです。

 

血糖自己測定器は、血糖値を下げる薬(インスリン製剤・GLP-1受容体作動薬)を注射している患者さんや、妊娠糖尿病の患者さんであれば保険が適用されます。

 

間歇スキャン式持続血糖測定(isCGM)

間歇スキャン式持続血糖測定(isCGM)は、専用のセンサーを上腕の後ろ側に装着して皮下の間質液のブドウ糖(グルコース)を測定する機器です。

 

測定値は自動的にセンサー部へ記録され、リーダーやモバイル機器をセンサー部にかざしてスキャンすることで測定値が画面に表示されます。測定期間は、最長14日間で、リーダーやモバイル機器をかざすだけで何度でもスキャン可能です。

 

センサーは測定期間中に着けたままにできるため、1日を通した血糖値の変動が把握でき、服薬のタイミングやインスリンの使用量など、より細かな診断が可能です。ただし、リーダーやモバイル機器をセンサー部にかざしてから8時間が経過すると記録が消えてしまいます。

 

isCGMの保険適用対象は、血糖自己測定器と同じです。

 

リアルタイム式持続血糖測定(rtCGM)

リアルタイム式持続血糖測定(rtCGM)は、トランスミッターや専用のセンサーなどを腹部に装着し、皮下の間質液のブドウ糖(グルコース)を測定する機器です。

専用モニターやモバイル機器、インスリンポンプ、アプリ対応スマートフォンなどの画面に測定値が表示されます。

 

センサーは測定期間中に着けたままにできるため、夜間低血糖や食後高血糖などによる血糖値の変動をリアルタイムで把握可能です。測定期間は機器によりますが、6日から10日間ほどです。

 

ただし1日に数回、穿刺採血による測定値の較正を必要とする場合があります。

 

rtCGMの保険適用については、急性発症1型や劇症1型の糖尿病患者、インスリンポンプを使用している方、インスリン治療中の2型糖尿病患者が対象です。

 

血糖測定器はどこで買える?

血糖自己測定器は、高度医療器具販売業の資格を有する薬局やドラッグストアで購入できます。また、インターネットでも購入可能です。

 

血糖値の測定には本体だけではなく穿刺器具や穿刺針、センサーを揃える必要があります。センサーは体外診断用医薬品であるため薬局やドラッグストアで販売されますが、取り寄せになることも多いです。

 

また、血糖測定器の購入は、条件を満たしていれば保険適用の対象です。気になっているという方は、まずは主治医に相談するのが安心です。

まとめ

血糖値は日常生活の中で変動し、その変動の波は個人により大きく異なるため、モニタリングは非常に大切です。血糖値のモニタリングには、血糖測定器を使用する必要があります。

 

血糖測定器には、穿刺採血をして測定する血糖自己測定器や、穿刺採血をせずに身体につけたセンサーで測定する持続血糖モニター(CGMタイプ)があります。

 

条件を満たしている患者であれば保険適用されますが、それ以外の方も自費によって薬局やドラッグストア、インターネットから購入可能です。使用にあたっては、一度主治医にご相談いただくのが安心です。