誠に勝手ながら、本サイトは2024年8月31日をもちましてサービスを終了させていただきます。
現在は新規会員登録は受付しておりません。
ご利用中の皆さまには大変ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

< Weekly コラム一覧へ
2023.10.10

11/14は世界糖尿病デー!街中がブルーに染まる?

世界糖尿病デーは、世界的に増えている糖尿病の予防や治療を呼びかけるイベントです。世界糖尿病デーに合わせ、世界各地でシンボルカラーであるブルーのライトアップが実施されます。日本でも30箇所以上でこのブルーライトアップが行われます。

 

しかし、「世界糖尿病デーについて詳しく知らない」「どこでブルーライトアップがされるか分からない」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

 

今回の記事では、世界糖尿病デーについてやブルーライトアップの情報、糖尿病の原因や予防法などについて紹介します。

 

世界糖尿病デーとは?

11月14日に開催される世界糖尿病デーは、世界中に拡大している糖尿病の脅威に対応するため、予防や治療、療養について啓発する活動です。国際糖尿病連合(IDF)と、世界保健機関(WHO)が制定し、2006年に国際連合によって公式に認定されました。

 

世界糖尿病デーが11月14日である理由は、インスリンを発見したフレデリック・バンティングの誕生日であるためです。世界糖尿病デーのシンボルマークである「ブルーサークル」は、国連と空の「青」と、団結の「輪」を意味しています。

ブルーライトアップとは?

ブルーライトアップとは、世界血糖値デーのシンボルカラーであるブルーの色にライトアップして、糖尿病予防啓発をするイベントです。

日本でも、30箇所以上でブルーライトアップが実施されます。

 

2023年に日本の主要都市でブルーライトアップが予定されている場所は、次のとおりです。他にも、毎年、東京タワーや大阪城など、全国のシンボルとなっている場所でもブルーライトアップがおこなわれています。

 

  • 東京都:調布東山病院
  • 東京都:調布市医師会館
  • 東京都:医療法人社団青山会 青木病院
  • 大阪府:大阪城天守閣
  • 大阪府:通天閣
  • 愛知県:藤田医科大学病院
  • 神奈川県:相模原赤十字病院
  • 神奈川県:相模原協同病院

糖尿病に対するアドボカシー活動

アドボカシー活動とは、「擁護」や「支持」を表す言葉で、環境問題や人権問題などの社会において弱い立場にある人の権利を代弁・擁護することです。

 

糖尿病のアドボカシー活動は、糖尿病に対しての知識不足や誤ったイメージ(スティグマ)の解消が目的です。スティグマを放置していると、糖尿病のある人は自分から糖尿病であることを訴えにくくなり、適切な治療の機会を逃したり重症化を招いたりする弊害をもたらします。

 

糖尿病とは

糖尿病とは、血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高くなり過ぎる病気です。

 

通常、食事をするとすい臓から血糖を下げるホルモン(インスリン)が分泌され、血液中のブドウ糖の濃度を調節します。しかし糖尿病になると、インスリンがうまく分泌されなかったり、働きが低下したりするため、血糖値の高い状態が続きます。

 

初期では自覚症状は無いことも多いですが、高血糖により全身の血管が傷つくため、様々な臓器で合併症が起こる心配があります。

 

糖尿病の種類と原因

糖尿病の種類は、「1型糖尿病」「2型糖尿病」「その他(妊娠・疾患)」の種類に分けられます。

 

1型糖尿病は、自己免疫反応やウイルス感染による、インスリン分泌低下が原因です。

 

2型糖尿病は、遺伝の他に食べ過ぎ、運動不足、肥満などの生活習慣が原因です。ただし、全ての2型糖尿病の原因が生活習慣とはいえません。

 

その他(妊娠糖尿病・疾患)は、妊娠中に血糖値が高くなることで起こる糖代謝異常や、癌・すい臓の病気による糖尿病を指します。

糖尿病の予防方法について

2型糖尿病の多くは生活習慣の乱れが原因です。そのため、食事と運動の見直しによって2型糖尿病を予防できる可能性があります。

 

ここでは、糖尿病の予防方法を食事と運動別に紹介します。

 

糖尿病の予防方法:食習慣

食事での予防法は、1日3食のバランスのとれた規則正しい食生活が基本です。朝食を抜くと昼食で血糖値が上がりやすくなります。また、間食が多ければその分血糖値の高い時間が続きやすくなります。

 

よく噛んでゆっくり食べることで、満腹中枢が刺激されて満腹感を得やすくなり、早食いを防げます。丼を抱えて食べるどんぶり食いなど、、口の中に多くの食べ物を頬張る食べ方は勧められません(カレーは飲み物ではありません!)。一つの食べ物を咀嚼(そしゃく)して飲み込んでから次の食べ物を口に運びましょう。

 

食事をする際には、コップいっぱいのお水かお茶をまず飲みましょう。脱水を補正してくれます。次に汁物があれば汁物です。野菜を最初に食べて主菜、最後にご飯・パン・麺などの主食を食べると血糖値の急上昇を防ぎ、肥満予防にもつながります。

 

休憩時間に清涼飲料水(甘いジュース)を習慣的に飲んでいる方は注意して下さい。ペットボトル症候群といって急激に糖尿病が発症することがあります。日常的な飲み物は糖分が含まれていない物を選んで下さい。

習慣的なアルコールの摂取は控えて下さい。まず余剰のカロリー摂取につながり体重が増加します。またすい臓内に炎症を起こしすい臓の働きを悪くすることがあります(急性すい炎・慢性すい炎)。そのためインスリンの分泌能力が低下します。

糖尿病の予防方法:運動

運動での予防方法としては、有酸素運動と筋力トレーニングの併用が大切です。

 

運動は食後1時間程度後にすると ブドウ糖がエネルギーとして消費されやすく、インスリンの働きを高めて血糖を低下させる作用があります。

 

有酸素運動は、ウォーキングやジョギングなどです。人と会話できる程度の早足で運動し、週に150分以上、週に3回以上が推奨されます。水泳も関節に負担がかかりにくくおすすめです。

 

筋力トレーニングとしては、呼吸を止めずに十分に酸素を取り入れながら取り込むトレーニングを行います。連続しない日程で週に2回から3回のトレーニングがおすすめです。ただし、筋力に見合わない過度なトレーニングは血管や心臓に負担をかけるため、主治医と相談して行いましょう。

 

糖尿病の合併症

糖尿病は血液中の血糖値が高くなる病気で、初期には自覚症状は現れません。そのため、気付かない間に合併症が進行し、気付いた頃には日常生活に支障が生じていることもあります。しかし血糖が高すぎると、尿の量が増えて喉が渇く、といったこともありますので、気になった場合はお近くの内科に早めに受診して下さい。

 

糖尿病特有の合併症には、神経障害・網膜症・腎症があり、3大合併症(微小血管障害)と呼ばれます。また、大血管障害といわれる、脳血管疾患、冠動脈疾患(心筋梗塞・狭心症)、末梢動脈疾患(閉塞症動脈硬化症)は急に血管が詰まる事があり、こちらにも注意が必要です。

しかし、早期に適切な治療を受けて血糖値をコントロールすれば、これらの合併症の予防が可能です。そのためには、定期健診を受けて、糖尿病を早期発見、早期治療しましょう。

まとめ

11月14日に開催される世界糖尿病デーは、世界中に拡大している糖尿病の脅威に対応するため、予防・治療・療養について啓発する活動です。

 

世界糖尿病デーのブルーサークルには、国連や大空の「ブルー」と、団結の「サークル」の意味が込められています。

 

また、糖尿病予防啓発をするイベントとして、日本全国の30箇所以上を含めた世界各地でブルーライトアップが行われます。

 

糖尿病の予防、治療には食生活の改善と定期的な運動が大変重要です。将来的に糖尿病の合併症につながらないよう、日々健康的な生活を送りましょう。

世界糖尿病デーは、世界的に増えている糖尿病の予防や治療を呼びかけるイベントです。世界糖尿病デーに合わせ、世界各地でシンボルカラーであるブルーのライトアップが実施されます。日本でも30箇所以上でこのブルーライトアップが行われます。

 

しかし、「世界糖尿病デーについて詳しく知らない」「どこでブルーライトアップがされるか分からない」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

 

今回の記事では、世界糖尿病デーについてやブルーライトアップの情報、糖尿病の原因や予防法などについて紹介します。

 

世界糖尿病デーとは?

11月14日に開催される世界糖尿病デーは、世界中に拡大している糖尿病の脅威に対応するため、予防や治療、療養について啓発する活動です。国際糖尿病連合(IDF)と、世界保健機関(WHO)が制定し、2006年に国際連合によって公式に認定されました。

 

世界糖尿病デーが11月14日である理由は、インスリンを発見したフレデリック・バンティングの誕生日であるためです。世界糖尿病デーのシンボルマークである「ブルーサークル」は、国連と空の「青」と、団結の「輪」を意味しています。

ブルーライトアップとは?

ブルーライトアップとは、世界血糖値デーのシンボルカラーであるブルーの色にライトアップして、糖尿病予防啓発をするイベントです。

日本でも、30箇所以上でブルーライトアップが実施されます。

 

2023年に日本の主要都市でブルーライトアップが予定されている場所は、次のとおりです。他にも、毎年、東京タワーや大阪城など、全国のシンボルとなっている場所でもブルーライトアップがおこなわれています。

 

  • 東京都:調布東山病院
  • 東京都:調布市医師会館
  • 東京都:医療法人社団青山会 青木病院
  • 大阪府:大阪城天守閣
  • 大阪府:通天閣
  • 愛知県:藤田医科大学病院
  • 神奈川県:相模原赤十字病院
  • 神奈川県:相模原協同病院

糖尿病に対するアドボカシー活動

アドボカシー活動とは、「擁護」や「支持」を表す言葉で、環境問題や人権問題などの社会において弱い立場にある人の権利を代弁・擁護することです。

 

糖尿病のアドボカシー活動は、糖尿病に対しての知識不足や誤ったイメージ(スティグマ)の解消が目的です。スティグマを放置していると、糖尿病のある人は自分から糖尿病であることを訴えにくくなり、適切な治療の機会を逃したり重症化を招いたりする弊害をもたらします。

 

糖尿病とは

糖尿病とは、血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高くなり過ぎる病気です。

 

通常、食事をするとすい臓から血糖を下げるホルモン(インスリン)が分泌され、血液中のブドウ糖の濃度を調節します。しかし糖尿病になると、インスリンがうまく分泌されなかったり、働きが低下したりするため、血糖値の高い状態が続きます。

 

初期では自覚症状は無いことも多いですが、高血糖により全身の血管が傷つくため、様々な臓器で合併症が起こる心配があります。

 

糖尿病の種類と原因

糖尿病の種類は、「1型糖尿病」「2型糖尿病」「その他(妊娠・疾患)」の種類に分けられます。

 

1型糖尿病は、自己免疫反応やウイルス感染による、インスリン分泌低下が原因です。

 

2型糖尿病は、遺伝の他に食べ過ぎ、運動不足、肥満などの生活習慣が原因です。ただし、全ての2型糖尿病の原因が生活習慣とはいえません。

 

その他(妊娠糖尿病・疾患)は、妊娠中に血糖値が高くなることで起こる糖代謝異常や、癌・すい臓の病気による糖尿病を指します。

糖尿病の予防方法について

2型糖尿病の多くは生活習慣の乱れが原因です。そのため、食事と運動の見直しによって2型糖尿病を予防できる可能性があります。

 

ここでは、糖尿病の予防方法を食事と運動別に紹介します。

 

糖尿病の予防方法:食習慣

食事での予防法は、1日3食のバランスのとれた規則正しい食生活が基本です。朝食を抜くと昼食で血糖値が上がりやすくなります。また、間食が多ければその分血糖値の高い時間が続きやすくなります。

 

よく噛んでゆっくり食べることで、満腹中枢が刺激されて満腹感を得やすくなり、早食いを防げます。丼を抱えて食べるどんぶり食いなど、、口の中に多くの食べ物を頬張る食べ方は勧められません(カレーは飲み物ではありません!)。一つの食べ物を咀嚼(そしゃく)して飲み込んでから次の食べ物を口に運びましょう。

 

食事をする際には、コップいっぱいのお水かお茶をまず飲みましょう。脱水を補正してくれます。次に汁物があれば汁物です。野菜を最初に食べて主菜、最後にご飯・パン・麺などの主食を食べると血糖値の急上昇を防ぎ、肥満予防にもつながります。

 

休憩時間に清涼飲料水(甘いジュース)を習慣的に飲んでいる方は注意して下さい。ペットボトル症候群といって急激に糖尿病が発症することがあります。日常的な飲み物は糖分が含まれていない物を選んで下さい。

習慣的なアルコールの摂取は控えて下さい。まず余剰のカロリー摂取につながり体重が増加します。またすい臓内に炎症を起こしすい臓の働きを悪くすることがあります(急性すい炎・慢性すい炎)。そのためインスリンの分泌能力が低下します。

糖尿病の予防方法:運動

運動での予防方法としては、有酸素運動と筋力トレーニングの併用が大切です。

 

運動は食後1時間程度後にすると ブドウ糖がエネルギーとして消費されやすく、インスリンの働きを高めて血糖を低下させる作用があります。

 

有酸素運動は、ウォーキングやジョギングなどです。人と会話できる程度の早足で運動し、週に150分以上、週に3回以上が推奨されます。水泳も関節に負担がかかりにくくおすすめです。

 

筋力トレーニングとしては、呼吸を止めずに十分に酸素を取り入れながら取り込むトレーニングを行います。連続しない日程で週に2回から3回のトレーニングがおすすめです。ただし、筋力に見合わない過度なトレーニングは血管や心臓に負担をかけるため、主治医と相談して行いましょう。

 

糖尿病の合併症

糖尿病は血液中の血糖値が高くなる病気で、初期には自覚症状は現れません。そのため、気付かない間に合併症が進行し、気付いた頃には日常生活に支障が生じていることもあります。しかし血糖が高すぎると、尿の量が増えて喉が渇く、といったこともありますので、気になった場合はお近くの内科に早めに受診して下さい。

 

糖尿病特有の合併症には、神経障害・網膜症・腎症があり、3大合併症(微小血管障害)と呼ばれます。また、大血管障害といわれる、脳血管疾患、冠動脈疾患(心筋梗塞・狭心症)、末梢動脈疾患(閉塞症動脈硬化症)は急に血管が詰まる事があり、こちらにも注意が必要です。

しかし、早期に適切な治療を受けて血糖値をコントロールすれば、これらの合併症の予防が可能です。そのためには、定期健診を受けて、糖尿病を早期発見、早期治療しましょう。

まとめ

11月14日に開催される世界糖尿病デーは、世界中に拡大している糖尿病の脅威に対応するため、予防・治療・療養について啓発する活動です。

 

世界糖尿病デーのブルーサークルには、国連や大空の「ブルー」と、団結の「サークル」の意味が込められています。

 

また、糖尿病予防啓発をするイベントとして、日本全国の30箇所以上を含めた世界各地でブルーライトアップが行われます。

 

糖尿病の予防、治療には食生活の改善と定期的な運動が大変重要です。将来的に糖尿病の合併症につながらないよう、日々健康的な生活を送りましょう。