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2023.06.12

糖尿病の検査・治療・入院費用は全体でどれくらいかかる?

 

生活習慣病の一種として、ほとんどの方が耳にしたことがある糖尿病。病気の治療にかかる費用は病気ごとに異なりますが、糖尿病の治療にはいくら程度の費用がかかるのでしょうか。

今回は、糖尿病になった際にかかる費用を細かくご紹介します。

出典:国立国際医療研究センター-糖尿病情報センター「糖尿病とお金のはなし

 

糖尿病になると費用はどのくらい必要?

糖尿病は、その人によって必要な費用が大きく異なります。費用の目安としては、健康保険に入っていて3割負担の場合で年間7.4万円です。
とはいえ、糖尿病の進行状況によって費用も変わってくるため、年間7.4万円を大きく上回るケースもあれば少なく済む場合もあります。
そこでここからは、パターンごとの費用相場をご紹介します。

受診のみの場合

症状が軽度の場合やさほど進行していない場合は、食事と運動療法(受診)のみで投薬がない場合が多いです。受信受診のみの場合の費用相場は、3割負担で1,980円です。
ただし、検査項目が増えればその分検査費用がかかるため、あくまでも目安として捉えてください。

受診と飲み薬の場合

飲み薬を処方されており、受診と飲み薬を受け取りに行った場合は、受診料だけではなく処方箋料や薬局での支払いも増えます。
飲み薬は症状や進行状況によって1種類のみの場合もあれば、3種類以上飲まなければならない場合もあります。

 

このうち、受診と2種類の飲み薬を処方された場合は、3割負担で月額5,496円が費用相場です。
もちろん、検査数や薬の処方量が増えればその分費用がかかります。

受診と飲み薬に注射薬の場合

受診と飲み薬にプラスしてインスリン注射が必要な場合、受診料・処方箋料・薬局代・インスリン注射代がかかります。
経口薬を1種類処方され、インスリン療法を1日4回行った場合の費用相場は、3割負担で11,750円です。

インスリン注射を自宅で行う場合、在宅自己注射指導管理料(750点)が加算されます。もちろん、在宅自己注射指導管理料も保険適用されるため、3割負担の場合は2,250円です。

糖尿病の薬は高額

糖尿病の治療にかかる費用は、投薬があるか否かで大きく変わります。これは、糖尿病の薬が高額だからです。

糖尿病の薬は、毎年新しいものが開発されています。新薬はこれまでの薬以上に高い効果が期待できる一方、1錠あたりの価格が高いというデメリットもあります。

副作用が少なく、少量で高い効果が期待できるため、薬による体の負担が減りますが、新薬の処方により糖尿病の治療費は年々高くなっているのです。

合併症がある場合は負担が増える

糖尿病には合併症のリスクもあります。万が一合併症を発症した場合、合併症に対する治療も必要となるため、当然費用の負担が増えます。

なお、合併症の種類によって負担する費用が異なるため、治療費の負担の増加による負担はさまざまです。

 

糖尿病で入院した場合にかかる費用

糖尿病は投薬による自宅療法も可能ですが、教育入院やインスリン治療のような血糖コントロールが必要な場合、合併症を併発した場合などは入院しなければならないことがあります。
入院すると、ベッド代や食事代などの費用がかかるため、その分治療にかかる費用が増えます。

ここからは、糖尿病で入院した場合にかかる費用の目安を4パターンに分けて見ていきましょう。

 

2型糖尿病で教育入院2週間

まず、2型糖尿病で教育入院を2週間した場合、3割負担で約15万円の入院費がかかります。
この入院費には、入院料や食事負担料、医学管理料、処方料などが含まれています。

なお、教育入院の見直しとは、血糖値改善のため食事療法を見直すことです。

1型糖尿病で9日間入院しインスリン治療

次に、1型糖尿病で9日間入院してインスリン治療を受けた場合、3割負担で約12万円の入院費がかかります。
この入院費には、入院料や食事負担料、医学管理料、処方料、在宅自己注射管理料などが含まれています。

極端な体重減少や血糖値の上昇が見られると、インスリン注射での治療が必要です。インスリン治療を受ける場合、数日間入院してインスリン注射を打たなければなりません。

 

心筋梗塞で1週間入院しカテーテル治療

糖尿病では、心筋梗塞を併発するリスクがあります。心筋梗塞で心臓のカテーテル治療が必要となり、1週間入院した場合の入院費の目安は約37万円です。

この入院費には、入院料や食事負担料、医学管理料、処方料、手術料、リハビリなどが含まれています。

 

25日間入院し足の壊疽や閉塞性動脈硬化症の治療

最後に、閉塞性動脈硬化症を患いながら通院中、指の壊疽が進行していることから25日間入院した場合、入院にかかる費用の目安は約44万円です。

この入院費には、入院料や食事負担料、医学管理料、処方料、手術料、リハビリなどが含まれています。

 

 

糖尿病の治療には公的制度を利用できる

ここまでご紹介した通り、糖尿病と一言で言っても症状はさまざまで、投薬や入院、合併症の有無などによって治療費が異なります。しかし、糖尿病や合併症の治療には公的医療保険が適用され、治療費の自己負担額は1〜3割です。また、月ごとに決められた自己負担限度額を超えると高額療養費制度を利用でき、自己負担額を減らせます。公的制度を有効に活用し、糖尿病の治療にかかる費用の負担を軽減しましょう。

ただし、食事代や差額ベッド代など、公的制度の対象外もあります。公的制度を利用する際は、適用範囲を正しく把握しておきましょう。

糖尿病は状況によってかかる費用が異なる

糖尿病は症状がさまざまで、受診のみで良い方もいれば、入院して治療を受けなければならない方もいます。そのため、人それぞれ治療費が異なるため、糖尿病の治療にかかる費用を一概に述べることはできません。

しかし、糖尿病は公的制度適用の対象です。公的制度を活用して治療にかかる費用負担を軽減し、適切な処置を受けましょう。

 

生活習慣病の一種として、ほとんどの方が耳にしたことがある糖尿病。病気の治療にかかる費用は病気ごとに異なりますが、糖尿病の治療にはいくら程度の費用がかかるのでしょうか。

今回は、糖尿病になった際にかかる費用を細かくご紹介します。

出典:国立国際医療研究センター-糖尿病情報センター「糖尿病とお金のはなし

 

糖尿病になると費用はどのくらい必要?

糖尿病は、その人によって必要な費用が大きく異なります。費用の目安としては、健康保険に入っていて3割負担の場合で年間7.4万円です。
とはいえ、糖尿病の進行状況によって費用も変わってくるため、年間7.4万円を大きく上回るケースもあれば少なく済む場合もあります。
そこでここからは、パターンごとの費用相場をご紹介します。

受診のみの場合

症状が軽度の場合やさほど進行していない場合は、食事と運動療法(受診)のみで投薬がない場合が多いです。受信受診のみの場合の費用相場は、3割負担で1,980円です。
ただし、検査項目が増えればその分検査費用がかかるため、あくまでも目安として捉えてください。

受診と飲み薬の場合

飲み薬を処方されており、受診と飲み薬を受け取りに行った場合は、受診料だけではなく処方箋料や薬局での支払いも増えます。
飲み薬は症状や進行状況によって1種類のみの場合もあれば、3種類以上飲まなければならない場合もあります。

 

このうち、受診と2種類の飲み薬を処方された場合は、3割負担で月額5,496円が費用相場です。
もちろん、検査数や薬の処方量が増えればその分費用がかかります。

受診と飲み薬に注射薬の場合

受診と飲み薬にプラスしてインスリン注射が必要な場合、受診料・処方箋料・薬局代・インスリン注射代がかかります。
経口薬を1種類処方され、インスリン療法を1日4回行った場合の費用相場は、3割負担で11,750円です。

インスリン注射を自宅で行う場合、在宅自己注射指導管理料(750点)が加算されます。もちろん、在宅自己注射指導管理料も保険適用されるため、3割負担の場合は2,250円です。

糖尿病の薬は高額

糖尿病の治療にかかる費用は、投薬があるか否かで大きく変わります。これは、糖尿病の薬が高額だからです。

糖尿病の薬は、毎年新しいものが開発されています。新薬はこれまでの薬以上に高い効果が期待できる一方、1錠あたりの価格が高いというデメリットもあります。

副作用が少なく、少量で高い効果が期待できるため、薬による体の負担が減りますが、新薬の処方により糖尿病の治療費は年々高くなっているのです。

合併症がある場合は負担が増える

糖尿病には合併症のリスクもあります。万が一合併症を発症した場合、合併症に対する治療も必要となるため、当然費用の負担が増えます。

なお、合併症の種類によって負担する費用が異なるため、治療費の負担の増加による負担はさまざまです。

 

糖尿病で入院した場合にかかる費用

糖尿病は投薬による自宅療法も可能ですが、教育入院やインスリン治療のような血糖コントロールが必要な場合、合併症を併発した場合などは入院しなければならないことがあります。
入院すると、ベッド代や食事代などの費用がかかるため、その分治療にかかる費用が増えます。

ここからは、糖尿病で入院した場合にかかる費用の目安を4パターンに分けて見ていきましょう。

 

2型糖尿病で教育入院2週間

まず、2型糖尿病で教育入院を2週間した場合、3割負担で約15万円の入院費がかかります。
この入院費には、入院料や食事負担料、医学管理料、処方料などが含まれています。

なお、教育入院の見直しとは、血糖値改善のため食事療法を見直すことです。

1型糖尿病で9日間入院しインスリン治療

次に、1型糖尿病で9日間入院してインスリン治療を受けた場合、3割負担で約12万円の入院費がかかります。
この入院費には、入院料や食事負担料、医学管理料、処方料、在宅自己注射管理料などが含まれています。

極端な体重減少や血糖値の上昇が見られると、インスリン注射での治療が必要です。インスリン治療を受ける場合、数日間入院してインスリン注射を打たなければなりません。

 

心筋梗塞で1週間入院しカテーテル治療

糖尿病では、心筋梗塞を併発するリスクがあります。心筋梗塞で心臓のカテーテル治療が必要となり、1週間入院した場合の入院費の目安は約37万円です。

この入院費には、入院料や食事負担料、医学管理料、処方料、手術料、リハビリなどが含まれています。

 

25日間入院し足の壊疽や閉塞性動脈硬化症の治療

最後に、閉塞性動脈硬化症を患いながら通院中、指の壊疽が進行していることから25日間入院した場合、入院にかかる費用の目安は約44万円です。

この入院費には、入院料や食事負担料、医学管理料、処方料、手術料、リハビリなどが含まれています。

 

 

糖尿病の治療には公的制度を利用できる

ここまでご紹介した通り、糖尿病と一言で言っても症状はさまざまで、投薬や入院、合併症の有無などによって治療費が異なります。しかし、糖尿病や合併症の治療には公的医療保険が適用され、治療費の自己負担額は1〜3割です。また、月ごとに決められた自己負担限度額を超えると高額療養費制度を利用でき、自己負担額を減らせます。公的制度を有効に活用し、糖尿病の治療にかかる費用の負担を軽減しましょう。

ただし、食事代や差額ベッド代など、公的制度の対象外もあります。公的制度を利用する際は、適用範囲を正しく把握しておきましょう。

糖尿病は状況によってかかる費用が異なる

糖尿病は症状がさまざまで、受診のみで良い方もいれば、入院して治療を受けなければならない方もいます。そのため、人それぞれ治療費が異なるため、糖尿病の治療にかかる費用を一概に述べることはできません。

しかし、糖尿病は公的制度適用の対象です。公的制度を活用して治療にかかる費用負担を軽減し、適切な処置を受けましょう。